皆さん、こんにちは。
久しぶりの投稿になります。
今回は普段メインで取り扱っている自身で作成した統率者デッキを紹介といったものではなく、『個人的に統率者用で購入してよかったなぁ』といったカードを簡単に紹介していきたいと思います。
また『面白い統率者』なんかも個人的な感性ではありますが簡単にまとめているのもありますのでそちらもご査収ください。
【EDH/統率者】2024年版:個人的に面白かった&面白そうな統率者を紹介していく。【単色統率者】
【EDH/統率者】2024年版:個人的に面白かった&面白そうな統率者を紹介していく。【多色統率者】
最近のスタンダードセットなんかでもカジュアル統率者で面白い挙動をするカードなんかが多く出ていますので、今後販売されるカードなんかも続けて観察していきたいです。
それでは本題に移りましょう。
統率者戦で使って楽しかったカード
トランプル
原初の征服者、エターリが戦場に出たとき、各プレイヤーはそれぞれ、土地でないカード1枚が追放されるまで自分のライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。あなたはこれにより追放されて土地でないカードの中から望む数の呪文を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
(9)(緑/Φ):原初の征服者、エターリを変身させる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
トランプル、破壊不能
原初の病、エターリがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはその点数に等しい個数の毒カウンターを得る。(毒カウンター10個以上を持っているプレイヤーは、このゲームに敗北する。)
『機械兵団の進軍』で登場した変身持ちの伝説のクリーチャーです。
最近ではスタンダード環境でも地味ながら活躍していますが、それもそのはずでETB能力が非常に優秀で、この手の能力によくある『唱えていたなら~』の文言がないためリアニメイトや踏み倒しで出した際にも能力の恩恵が受けられるのが注目すべきポイントです。
カードの能力は上にありますが、土地以外のカードが捲れるまでライブラリーを追放し、捲れたらタダで唱えられるというもの。
これの注目すべきポイントは、各プレイヤー全員がこの挙動を行う点です。
スタンダード以下の構築環境では基本的に1vs1なので、自身含めて2枚のカードまでですが多人数戦となれば話が違ってきます。
統率者戦では自身含めて4人のライブラリーから坊主捲りするので、7マナで4枚のカードを使用できるということになります。
さらにエターリ自身が7マナ7/7トランプルと申し分なく、変身すると荒廃鋼の巨像になるというのがデカすぎるおまけです。
変身自体は9マナ+φ、もしくは10マナですが全然狙えないわけではない範囲で、強力なETB能力をメインで使って行く分には基本的におまけもしくは忘れたころにやってくる不意打ちでしょう。
飛行
(2):あなたのライブラリーからドラゴン・パーマネント・カードを1枚探し、それをあなたの墓地に置く。そうしたなら、ターン終了時まで、始祖ドラゴンの末裔はそのカードのコピーになる。その後、ライブラリーを切り直す。
私個人としてはリアニメイトメインで悪用していまして、カジュアルで楽しんでいる『始祖ドラゴンの末裔』に採用しています。
『始祖ドラゴンの末裔』なんかは起動効果でドラゴンのコピーになるために、ライブラリーから強力なドラゴンを墓地に送るのでリアニメイトを軸とした構築にかなり寄せやすいですし、エターリなんかを踏み倒せればライブラリーから捲れるカードが強い可能性が高いので盤面を面白くできるスパイスだと思い、採用しています。
注意点としては『原初の征服者、エターリ』がドラゴンではなく、恐竜なので別手段で墓地に送る必要があります。
ただ踏み倒し系統のカードが入っている赤と緑を含むデッキであれば、採用する価値は十分あるカードでは無いかなと思います。
一つの懸念としては、変身コストに緑マナが入っているという点。
これにより自身を統率者とした場合は赤・緑の2色統率者として使用できますが、他のデッキで緑が入っていない踏み倒しデッキでは採用できないという問題があります。
意外とこれが邪魔くさくて、リアニメイトを軸とした『破滅の龍、ニコルボーラス』デッキで採用できないのが非常に悔やまれました。
ただ赤・緑含む多色構築では十分いい働きをしてくれるので安い内に買っておいてよかったカードです。
(包囲戦(Siege)1つが戦場に出るに際し、それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき、それを追放する。その後、それを変身させた状態で唱える。)
アモンケットへの侵攻が戦場に出たとき、各プレイヤーはそれぞれカード3枚を切削する。その後、各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨て、あなたはカード1枚を引く。(カード3枚を切削するとは、自分のライブラリーの一番上にあるカード3枚を自分の墓地に置くことである。)
あなたはラゾテプの改宗者を、黒の4/4で他のタイプに加えてゾンビ(Zombie)であることを除き、墓地にあるクリーチャー・カード1枚のコピーとして戦場に出してもよい。
次のカードは『機械兵団の進軍』で登場した新メカニズム『バトル』です。
3マナで各プレイヤーを3枚切削し、自身は1ドロー、各対戦相手は1枚ハンデスです。
守備カウンターは4なので比較的ひっくり返しやすいと思います。
裏面はすべての墓地にあるクリーチャーカードの中から1枚指定して、それのコピーになります。
伝説のクリーチャーでも名前が『ラゾテプの改宗者』なので、レジェンダリールールで消滅することはありません。
墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。
あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
超軽量リアニメイトソーサリーです。
ソーサリーですが1マナと軽く、リアニ対象への制限がない超優秀リアニスペルです。
対戦相手の墓地もいけますので覚えておくと不意打ちに使えるかもしれません。
デメリットとしてはリアニメイトしたクリーチャーのマナ総量分ダメージを受けてしまうので、重量クリーチャーをリアニする際はライフに注意しましょう。
エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)
動く死体が戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、それは「エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)」を失い、「エンチャント(動く死体により戦場に出たクリーチャー)」を得る。
エンチャントされているクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に戻し、動く死体をそれにつける。
動く死体が戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
エンチャントされているクリーチャーは-1/-0の修整を受ける。
2マナのリアニメイトエンチャントです。
墓地にあるクリーチャーをリアニメイトする点では『再活性』と同じですが、リアニクリーチャーに『動く死体』エンチャントされた状態で出てくる点に違いがあります。
つまり『動く死体』が破壊されると、リアニしてきたクリーチャーも破壊されることになります。
またエンチャントされているクリーチャーは-1/0修正を受けるので、少しばかりパワーダウンします。
ただETB能力を利用する使い方であれば、このパワー修正は誤差みたいなものでしょう。
『再活性』のライフルーズが無いので、精神的には楽な部分があります。
『再活性』と同じく対戦相手の墓地からもリアニメイトできます。
エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)
Dance of the Deadが戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、それは「エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)」を失い、「エンチャント(Dance of the Deadにより戦場に出たクリーチャー)」を得る。
エンチャントされているクリーチャー・カードをあなたのコントロール下でタップ状態で戦場に出し、それにDance of the Deadをつける。
Dance of the Deadが戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
エンチャントされているクリーチャーは、+1/+1の修整を受けるとともに、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは(1)(黒)を支払ってもよい。そうした場合、そのクリーチャーをアンタップする。
『動く死体』と同じ2マナのリアニメイトエンチャントです。
基本的には『動く死体』と同じく、リアニしてきたクリーチャーにエンチャントされるのですが、タップ状態で場に出ます。
更にエンチャントされているクリーチャーは、アンタップステップにアンタップされない制限が課せられます。
ただしアップキープ開始時に黒含む2マナを払うとアンタップできます。
基本的には強力な常在型能力や起動能力、ETB能力を使いまわすために使用することが多くなると予想しますので、タップ状態で戦場に出した場合はそのまま寝かせた状態で放置になりそうです。
やることがないと起こすこともありますが・・・。
おまけとしてパワー/タフネスが+1/+1修正されます。
これも例に漏れず、対戦相手の墓地からもリアニメイトできるので覚えておきましょう。
因みにこのカードは『偉大なる統一者、アトラクサ』の登場により高騰しました。
あなたの墓地から伝説でないクリーチャー・カード1枚を対象とする。
それを-1/-1カウンター1個が置かれた状態で戦場に戻す。
飛行
残虐の執政官が戦場に出るか攻撃するたび、対戦相手1人を対象とする。
そのプレイヤーはクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を生け贄に捧げ、カード1枚を捨て、3点のライフを失う。
あなたはカード1枚を引き、3点のライフを得る。
2マナソーサリーのリアニメイトソーサリーです。
リアニメイト対象に制限がかかっており『伝説でないクリーチャー』のみに使えるカードです。
一見弱そうに見えた方もいるかもしれませんが『残虐の執政官』のような伝説ではないが強力なクリーチャーはMTGの歴史上数多く存在するので破格のリアニメイト呪文です。
リアニ軸で何かを組む際には、候補に挙がる1枚ではないでしょうか。
エンチャント
あなたは、ネクロマンシーをそれが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
あなたがソーサリーを唱えられないときにそれを唱えた場合、それがなったパーマネントのコントローラーは、次のクリンナップ・ステップの開始時にそれを生け贄に捧げる。
ネクロマンシーが戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、これはエンチャント(ネクロマンシーにより戦場に出たクリーチャー)を持つオーラ(Aura)になる。
墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出し、それにネクロマンシーをつける。
ネクロマンシーが戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
3マナのリアニメイトエンチャント。
まさかのインスタントタイミングでもリアニメイトできるカードです。
ソーサリータイミング以外で唱えた場合、次のクリンナップステップで生け贄に捧げるといったデメリットがあります。
コンバットトリックとして重量級クリーチャーをリアニした後にブロックするといった方法も取れますし、単純にリアニメイトするだけでも恩恵は大きいです。
ちょっと重たいですが、採用する価値は十二分にあると思います。
エンチャントなので例に漏れず、破壊されるとリアニクリーチャーも破壊されます。
エンチャント — 英雄譚
先読(章を選び、それに等しい数の伝承(lore)カウンターで始める。あなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を追加する。飛ばされた章は誘発しない。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― 対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からクリーチャーやプレインズウォーカーであるカード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
II ― あなたのライブラリーからカード1枚を探し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。あなたは3点のライフを失う。
III ― 墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それをあなたのコントロール下で戦場に出す。
威迫
対戦相手1人がトークンでないパーマネント1つを生け贄に捧げるかパーマネント・カード1枚を捨てるたび、あなたは墓地からそのカードをあなたのコントロール下で戦場に出してもよい。
5マナの英雄譚で、先読を持ちます。
状況に応じて好きな章から始めれるのは便利です。
5マナと重いですが、ハンデス・サーチ・リアニメイトと優秀な効果が揃っています。
統率者戦で使用する場合は、状況に応じてですが2章もしくは3章スタートが多いでしょうか。
統率者が『恐怖の神、ターグリッド』だと1章からスタートはかなりメリットがある効果です。
ソーサリー
各プレイヤーは、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。各プレイヤーは、自分の墓地にあるこれにより選ばれたタイプのすべてのクリーチャー・カードを戦場に戻す。
5マナのリアニメイトソーサリー。
各プレイヤーがリアニメイトできるカードです。
リアニメイトする際に、クリーチャータイプを指定する必要があります。
主に部族デッキで採用されることが多いと思います。
各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを追放する。その後自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。
その後自分がこれにより追放したすべてのカードを戦場に出す。
5マナのリアニメイトソーサリー。
こちらも各プレイヤーがリアニメイトできるカード。
『総帥の召集』と違うところは部族指定がないことと自身のクリーチャーを生け贄に捧げなければならない点です。
使いどころが少し難しいですが、リアニメイトに条件が無いのが非常に強力です。
ソーサリー
あなたの墓地から名前の異なる、望む枚数のパーマネント・カードを戦場に戻す。
個人的最強リアニメイトカード。
周りで私以外使ってる人を見たことが無いレベルのオタクカードですが、書いてることが強すぎます。
効果としては『墓地にある名前の異なるパーマネントカードを全て場に出す』です。
統率者戦では基本的に名前の異なるカードしか採用しないので、墓地にあるパーマネントカードは全て名前の異なるカードです。
しかもパーマネントカードというのが非常に良く、フェッチランドやエンチャント、アーティファクト、クリーチャー、プレインズウォーカー、バトルなどありとあらゆるパーマネントカードをリアニメイトできます。
マナ総量と色拘束が厳しいのですが、昨今は宝物や多色土地がありますのでそこまで難しいといったことはありません。
カジュアル卓では最強の1枚と思っています。
なおcEDH環境に『始祖ドラゴンの末裔』を持ち込んで、このカードで勝負を決めたこともあります。
おわりに
如何だったでしょうか。
今回はリアニメイトをメインとした話でした。
主にリアニカードばかりの紹介でしたが、今度はリアニ先の強力なクリーチャーなんかをまとめてみるのも面白いかもしれません。
私は主にドラゴンといった種族が好きなので『始祖ドラゴン』『始祖ドラゴンの末裔』で多くの時間を楽しんでいますが、今回紹介したカードは主に『始祖ドラゴンの末裔』で採用しているカード達です。
時間があるときに末裔デッキも紹介はしたいと思います。
リアニメイトするカードですが、私が知らないようなカードもまだまだ多くあると思います。
リアニメイトを軸としたデッキ、それにより選ばれる統率者なんかも非常に興味がありますのでもしそういった知識をお持ちの方は教えていただけると非常に嬉しく思います。
また最近は当ブログも以前に比べて多くの方に見ていただけるようになりましたので非常に嬉しく思います。
それでは次の記事でお会いしましょう!