皆さん、こんにちは。
遂に待ち望んでいた『ジュラシック・コラボ』による『Secret Lair』セットが発表されました。
首をブラキオサウルスの如く長くして待ち望んでいた商品ですので非常に発売が楽しみです。
それでは見ていきましょう。
Secret Lair x Jurassic World: Life Breaks Free
ジュラシックシリーズに登場した恐竜達にフィーチャーした『Secret Lair x Jurassic World: Life Breaks Free』という商品。
私個人がかなり期待していたセットですが、中身はちょっと気になるところがいくつかあった商品でもあります。
各一枚ずつ見ていきましょう。
原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm
原初の嵐、エターリが攻撃するたび、各プレイヤーのライブラリーの一番上のカードを追放する。その後あなたは、それらのカードの中から望む数の呪文をそれらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
まずはティラノサウルス。
ゴジラ形式が採用され、既存カードにアートの差替えが行われています。
元になったカードは『原初の嵐、エターリ』です。
このエターリは赤単の統率者として人気で、攻撃さえできれば各プレイヤーのライブラリートップを無料で唱えられるという派手な効果を持ちます。
土地はセットすることはできないので運次第では唱えられるカード枚数が減りますが、最大で4枚のカードが無料というのはかなり大きいでしょう。
赤単ということから土地にお金をそこまでかけずに組むことも可能であり、このティラノサウルスの絵柄を使いたいという初心者には割とオススメできる統率者だと思います。
赤というカラーは瞬間的にマナを生み出すことも可能ですし、追加戦闘なんかも簡単に行えるのでエターリが殴り続けるなんてことも容易です。
元カードの選出は悪くない一方で、個人的に気になったのはこのエターリがなぜティラノサウルスになったのか?という点です。
『イクサラン:失われし洞窟』で登場した『貪欲なティラノサウルス』が伝説のクリーチャーで無いのに対して、こちらは元カードの差替えとは言え伝説のティラノサウルスです。
これがまかり通るなら『貪欲なティラノサウルス』も伝説のクリーチャーとして登場させて欲しかったというのが正直な気持ちです。
イラストも後ろのフェンスや車を見る限り、ジュラシックパーク1のティラノサウルスであるレクシィだと予想できます。
仮にこれがレクシィでなく、バックかドゥ(ロストワールドのティラノ)であっても違和感が残ります。
レクシィが伝説で無く、バックとドゥが伝説・・・?とは考えにくいです。
また元カードが明らかにスピノサウルスなのに、ティラノサウルスになっているのもデザインとしてチグハグの様に感じます。
おそらく伝説のクリーチャーを宛がい、統率者で使用できるような選出だったのでしょうがそれであれば別のクリーチャーでも良いわけです。
ジュラシックパーク3の顔役であるスピノサウルスが『イクサラン:失われし洞窟』でまともなカード化が為されなかった分、こちらに期待していたので反動がデカすぎました。
ティラノサウルスを統率者として使用するための選出ならばガルタやギシャス、ザカマなんかがいましたから非常に残念です。※ただこれらのクリーチャーはスペシャルゲスト枠、再録、過去Secret Lairで登場しているなど色々問題がある。
残った伝説恐竜に無理矢理宛がった感じがして個人的には残念な気持ちが少しあるカードとなってしまいました。
ただエターリ自体には何も罪もなく、統率者としても使用していくにも全く問題なく面白いカードです。
暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon
威迫
プレイヤーはライフを得られない。
他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、暴れ回るフェロキドンはそのクリーチャーのコントローラーに1点のダメージを与える。
次はヴェロキラプトルです。
選出された既存カードは『暴れ回るフェロキドン』です。
先程取り上げた『原初の嵐、エターリ』と一緒に使おうと思えば使えるカードです。
タフネス1のクリーチャーを問答無用で処理できるので、マナクリやシステムクリーチャーを牽制できるのも良いです。
統率者に於いても大量にトークンが出てくることは普通にありますし、プレイヤーがライフを得られないというのも地味ながら強力でしょう。
こちらは既存カードのチョイスは個人的には満足している一枚です。
万猛竜/Polyraptor
激昂 ― 万猛竜にダメージが与えられるたび、万猛竜のコピーであるトークンを1体生成する。
次はインドミナスレックスです。
『イクサラン:失われし洞窟』のコラボ枠でも登場したインドミナスレックスですが、こちらでも収録されました。
元カードは『万猛竜』で、激昂によりダメージが与えられるたびに万猛竜のコピーが生成されます。
8マナ5/5と頼りないですが、コンスタントにコピーが増やせるようなデッキだと採用されるかもしれません。※私はどうやって使うか今のところピンとは来ていませんが・・・。
このカードも色々と不可解なんですが、まず一つ目として『イクサラン:失われし洞窟』でスペシャルゲスト枠で再録されているのにまた来るんかい!といった点です。
『原初の嵐、エターリ』でも触れましたが、もし直近でザカマやガルタ、ギシャスが再録されているため気を利かせてエターリをティラノサウルスにしたのならば、この『万猛竜』はその選出理由が破綻していることになります。
最新弾のパックで既に収録されているカードをまたここでも持ってくるのがよくわかりません。謎です。
『統率者マスターズ』に再録されたカードが『エルドレインの森』で速攻再録された流れもありましたから、そこまで深く考えて無さそうです。
そして二つ目として、インドミナスレックスが伝説で無くなっているという点。
またまた『原初の嵐、エターリ』でも触れた内容ですが、最新セットのコラボ枠で伝説のクリーチャーとして収録したのにこっちでは通常のクリーチャー。
元々ティラノサウルスはレクシィという単一個体はいるがティラノサウルスという固有種は複数体いるので伝説のクリーチャーでは無いというのはわかるんですが、インドミナスレックス
は完全に1体のみ個体です。
作中でも量産できるといったことは言っておらず、最初から最後まで1体のみの登場でした。
訳が分からないというかクオリティーが低すぎてこれ以上は語りません。
むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth
昇殿(あなたがパーマネントを10個以上コントロールしているなら、このゲームの間、あなたは都市の承認を得る。)
あなたの各ターンに、あなたは追加の土地を1つプレイしてもよい。
あなたが都市の承認を持っていないかぎり、むら気な長剣歯では攻撃したりブロックしたりできない。
次はトリケラトプスです。
ジュラシックシリーズでは意外と登場回数は少ないですが、有名な恐竜の1体です。
既存カードも『むら気な長剣歯』ということで使いやすいカードです。
昇殿を達成できなければブロックも攻撃もできませんが、追加で土地がセットできるので割かし早く達成は狙えるカードです。
また土地とデカブツクリーチャーを多めに採用したデッキなんかでは普通に無理なく採用できますし、上陸デッキなんかでももしかしたら使えるかもしれません。
トリケラトプスなのに既存カードが二足歩行なのは?ですが、強いカードなので良いでしょう。
英語版のFoilが地味に高かったので有難いカードです。
レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha
あなたがコントロールしている他の恐竜(Dinosaur)は速攻を持つ。
レギサウルスの頭目が戦場に出たとき、トランプルを持つ緑の3/3の恐竜クリーチャー・トークンを1体生成する。
次はスピノサウルスです。
『イクサラン:失われし洞窟』のコラボ枠では、沼カードに絵だけの登場でしたが遂にここでカード化されました。
既存カードは『レギサウルスの頭目』で悪くはないカードです。
恐竜全てに速攻を付与し、出たときに3/3の恐竜トークンを生成します。
意外と恐竜は速攻を持っていなかったりするので、そこを補うカードとしてはそれなりに優秀では無いでしょうか。
ただ満を持して登場したスピノサウルスが「これか~」といった感じです。
スピノサウルスが特別好きなわけでは無いですが、本流セットのコラボ枠で登場しなかった顔役なので少し期待していました。
おわりに
如何だったでしょうか。
蓋を開けてみたらなんか愚痴が多くなっていて、あまりいい雑記では無かったように思います。
期待し過ぎていた反動が大きすぎたのが主な原因ですが、そもそもコラボしてくれること自体が有難いことなのでその気持ちを忘れずキッチリ購入の意思を示したいと思います。
楽天ブックスの方で予約を開始しておりますので、興味のある方はリンクから飛んでみてください。
私はとりあえず2つほど買おうかなと思っています。
次の雑記では同じくジュラシックコラボのシークレットレイアー『Secret Lair X Jurassic World™: Dr. Ian Malcolm』について簡単にまとめたいと思います。
それでは次の雑記でお会いしましょう!
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