皆さん、こんにちは。
2023/9/23に『ジュラシック・ワールド・コラボ』として、映画ジュラシックワールドで猛威を振るった『インドミナス・レックス』がMTGのカードになって登場しました。
作中でも他の恐竜を圧倒する強さを見せた『インドミナス・レックス』ですが、今回興奮し過ぎていきなり統率者デッキを考えてしまいました。
相性の良いカードの洗い出しが全然できていない状況で組んだので荒い部分があるかもしれませんが、一先ずのたたき台として紹介したいと思います。
それではいきましょう。
『君臨するもの、インドミナス・レックス』
君臨するもの、インドミナス・レックスが戦場に出るに際し、望む枚数のクリーチャー・カードを捨てる。これにより飛行を持つカードが捨てられたなら、これは飛行カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。先制攻撃、二段攻撃、接死、呪禁、速攻、破壊不能、絆魂、威迫、到達、トランプル、警戒についても同様である。
これが戦場に出たとき、これの上にあるカウンター1個につき1枚のカードを引く。
こちらが今回発表された『インドミナス・レックス』です。
種族が恐竜・ミュータントということでかなり原作を意識した部族設定です。
元々、ジュラシックシリーズでの恐竜はパーク内の研究者によって造られた生物なのでミュータントはかなりしっくり来るでしょう。
ここがMTG世界の純粋な恐竜達との大きな違いです。
またカードに使用されているイラストは、ジュラシック・ワールド1作目で捕獲部隊が茂みに擬態した『インドミナス・レックス』に奇襲されたシーンでしょう。
『インドミナス・レックス』は作中ではティラノサウルスのDNAをベースに多くの他生物のDNAを組み合わせたハイブリッド恐竜として登場したため、今回のシーンで使用した擬態能力はコウイカのものでした。
さて話が大きく逸れましたが、前述した通り『インドミナス・レックス』はハイブリッド恐竜として様々な能力を有しており、そういった特性がMTGのカードの中にも上手く落とし込まれています。
今回の『君臨するもの、インドミナス・レックス』は戦場に出るに際し、手札のクリーチャーを捨てることで捨てたクリーチャーが持つ『常盤木能力』をカウンターとして手に入れて、戦場に出ることができます。
また戦場に出た際に、自身に置かれているカウンターの数分ドローができるというのも非常に便利な効果です。
これは『飛行、接死、呪禁』を持つクリーチャーを捨てると、それぞれのカウンターを持った状態で戦場に出てきて、3枚ドローが約束されているということです。
唱えたとき効果でも無いのでリアニメイトや踏み倒しで出したとしても能力を利用できます。
ブリンクなんかとは非常に相性が良いでしょう。
使いにくい点を言えば『常盤木能力』を持たないクリーチャーが手札にない時は、非常に弱いクリーチャーとして場に出てしまうということになります。
まあこの点は手札と相談しながら運用していけるので、プレイングやデッキ構築でなんとかしていきましょう。
相性の良いカードは?
まず『君臨するもの、インドミナス・レックス』と相性の良いカードと言えば、『常盤木能力』を多く有するクリーチャーでしょう。
『常盤木能力』は現時点では接死、防衛、二段攻撃、エンチャント、装備、先制攻撃、瞬足、飛行、速攻、呪禁、破壊不能、絆魂、プロテクション、到達、トランプル、警戒、威迫、護法の18種だそうです。(MTG wiki参照)
ここでは全部挙げれませんが、いくつか候補になりそうなクリーチャーを紹介しておきます。
飛行、警戒、トランプル、絆魂
(5),あなたの墓地にある廃物製の喧嘩屋を追放する:クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーの上に+1/+1カウンター4個、飛行カウンター1個、警戒カウンター1個、トランプル・カウンター1個、絆魂カウンター1個を置く。起動はソーサリーとしてのみ行う。
『常盤木能力』を4つ持つカード。
無色という点も良く、『君臨するもの、インドミナス・レックス』で手札から捨てた後でも再利用が可能と無駄が無いです。
まさにインドミナス・レックスの為のカードです。
飛行、警戒、トランプル、絆魂、4枚ドローです。
警戒、トランプル、速攻
終末の祟りの先陣が戦場に出たとき、ターン終了時まで、あなたがコントロールしている他のクリーチャーは+2/+2の修整を受け、警戒とトランプルを得る。
『常盤木能力』を3つ持ったカード。
警戒、トランプル、速攻は統率者戦では非常に有効に機能します。
飛行、接死、呪禁
ウォーハンマーコラボで登場したカード。
『常盤木能力』を3つ持ったカード。
この呪文は打ち消されない。
トランプル、護法(4)、速攻
毒性4(このクリーチャーから戦闘ダメージを受けたプレイヤーは追加で毒カウンター4個を得る。)
『常盤木能力』を3つ持つカード。
地味に護法④が◎。
この呪文を唱えるためのコストは、あなたの墓地にあるカードに含まれるカード・タイプ1種類につき(1)少なくなる。
あなたがこの呪文を唱えたとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターンの間、あなたはそのプレイヤーのコントロールを得る。そのターンに続いて、そのプレイヤーは追加の1ターンを得る。
飛行、トランプル、プロテクション(インスタント)
『常盤木能力』を3つ持つカード。
プロテクション(インスタント)を得るので、軽量除去なんかへの防御策にもなります。
デッキコンセプトは?
『常盤木能力』をいくつか持つクリーチャー・カードを例に挙げましたが、次は今回のデッキコンセプトを簡単に紹介したいと思います。
前提として、
①無限コンボは入れていません。※高額カードは何枚か入っています。
②『君臨するもの、インドミナス・レックス』を強く運用していく以上、『常盤木能力』を持ったカードを何枚か採用していく。
③『君臨するもの、インドミナス・レックス』の効果で捨てるクリーチャーをなるべくリアニメイトするので単体として強いクリーチャーを採用。
④強力なマナが重いクリーチャーが何枚か入ってくるのでランプを主軸としたデッキ構成。
の4つのコンセプトを軸に自分の中で簡単に組んでみました。
↓下にリストを置いておきます。↓
『君臨するもの、インドミナス・レックス』がまだカード登録されていないので統率者枠が『冒涜されたもの、ヤロク』になっています。
今回は『上陸』ギミックを混ぜながら簡単に組んでみました。
『上陸』のみに焦点を当てた場合、『創造の座、オムナス』や『演渦海峡の暴君、アシー』、『水底のドルイド、タトヨヴァ』などを統率者に指定した方が遥かに強いのですがそこは仕方ありません。『インドミナス・レックス』をメインで使いたいですから・・・。
リアニメイトカードも何枚か採用していますが、自発的に捨てていけるカードは実際のところ『君臨するもの、インドミナス・レックス』くらいしかありません。※適者生存を採用しているのでインドミナス・レックスの餌は柔軟に補充できます。
ただサーチカードが何枚かありますから、その辺を上手く使いながら土地加速やドローなどを交えて『インドミナス・レックス』とデカブツで殴っていきましょう。
土地に関しては超ザックリ入れているので、お好みの土地を採用してください。
おわりに
如何だったでしょうか。
取り急ぎ組んだデッキなので荒い点があるでしょうが、これをたたき台として身内で回しながら調整してみたいと思います。
3人全員を同時に倒そうとすると『破滅の終焉』から『孔蹄のビヒモス』のルートになるでしょう。
土地をどんどん伸ばしていくようなカードを入れているので、ドローさえできれば割かしデカブツでなんとか押していけるかもしれません。
まだ『ジュラシックコラボ』のカードは数枚しか公開されていないので、未知なるカードが多く潜んでいます。
やはり私はジュラシックシリーズの顔とも言える『レクシィ』が非常に楽しみでなりません。
今後のカードプレビューを首を長くして待っています。