皆さん、こんにちは。
今回は人気部族の一つであるスリヴァーのカジュアル統率者デッキをご紹介していきたいと思います。
スリヴァーは『統率者マスターズ』で念願の統率者デッキ『スリヴァーの群れ』が登場し、一先ずデッキを買えば大概のパーツは揃うようになっています。
細かい部分まで目を通せばいくつかパーツが足りませんが、それは拡張性が残っているということになります。
デッキ購入から始めてみて、強化を少しずつ施していくなんていう遊びも悪くありませんね。
統率者『初祖スリヴァー』
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、コストがこれより低く土地でないカードが追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放したカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
あなたが唱えるスリヴァー呪文は続唱を持つ。
先程、『スリヴァーの群れ』の話をしたのに今回統率者にしているのは全く関係のない『初祖スリヴァー』です。
元々『スリヴァーの群れ』に収録されていた新規の統率者スリヴァーカードである『スリヴァーの墳母』を統率者に指定していたのですが、5色支払って出す割には余りにも悠長であり、使い勝手が個人的に悪かったのでデッキのサブプランとして組み込みました。
あなたがコントロールしているスリヴァーには「レジェンド・ルール」は適用されない。
あなたの墓地にある各スリヴァー・クリーチャー・カードはそれぞれ再演Xを持つ。Xは、それのマナ総量に等しい。
再演(5)((5),あなたの墓地にあるこのカードを追放する:各対戦相手につきそれぞれ、このカードのコピーであり、このターン可能ならそのプレイヤーを攻撃するトークン1体を生成する。それらのトークンは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それらを生け贄に捧げる。起動はソーサリーとしてのみ行う。)
『スリヴァーの墳母』は全てのスリヴァーに再演を付与できるため、統率者として運用する場合は墓地から疑似的なリアニメイトをするといったようなプランになっていくと思われます。
またレジェンドルールが適用されなくなるので、伝説のスリヴァーを再演で出しても消えることが無いのが利点です。
こういった点から積極的に墓地を肥やすギミックなどを入れて、デッキコンセプト的にはリアニメイトに軸を置いた方が強そうに感じました。
そうなってくるとわざわざスリヴァーを再演させて利用するにしては少しパワー不足のように思います。
リアニメイト軸にすると他の強力なクリーチャーなんかをリアニメイトする方が豪快で楽しくなりそうで、スリヴァー部族といった点で見るとかなりスリヴァー成分が薄くなるように感じました。
スリヴァー軍団や無限ドレインのパーツのスリヴァー達を再演することで墓地から勝ちにアクセスしたりはできますが、そういった勝ちプランは今回想定せずに純粋にスリヴァーで攻めるデッキとして構築しました。
そうなってくると再演という効果よりも初祖スリヴァーの続唱の方が肌に合っていたので今回の統率者指定に落ち着きました。
そこで『初祖スリヴァー』についてですが、このカードの能力で全てのスリヴァーが続唱を持ちます。
さらに自身も続唱を持つため、唱えた段階で4マナ以下のカードがおまけで付いてきます。
『初祖スリヴァー』を唱えた段階ではスリヴァーの続唱は連鎖しませんが、場にいる状態でスリヴァー続唱を行えば続唱のルール内でスリヴァーが捲れる度に続唱が連鎖します。
これにより横展開で強くなるスリヴァーが更に安定します。
今回もカジュアル想定のデッキリストですが、一応下記に添付しておきます。
一つの叩き台として見てもらえると有難いです。
リストを見てもらうとわかりますが基本的にクリーチャーが多めで、スリヴァーもなるべく多く採用しております。
『初祖スリヴァー』の続唱を毎ターン行いたいので、ドローを可能にするカードも少し採用しております。
また統率者が5色であるため、マナ基盤を安定させるためにマナクリーチャーや土地加速なども多めに採用しております。
待機3 ― (1)(あなたはあなたの手札からこのカードを唱えるのではなく、(1)を支払って時間カウンター3個を置いた状態でこれを追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンター1個を取り除く。最後の1個を取り除いたとき、これをマナ・コストを支払うことなく唱える。)
(T):(◇)(◇)を加える。
待機3 ― (1)(青)(青)(あなたはあなたの手札からこのカードを唱えるのではなく、(1)(青)(青)を支払い、時間カウンター2個を置いた状態でこれを追放してもよい。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンター1個を取り除く。最後の1個を取り除いたとき、これをマナ・コストを支払うことなく唱える。)
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからクリーチャー・カード1枚を探し、あなたのコントロール下で戦場に出す。その後、そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。
待機4 ― (青)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(青)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが4個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引く。
また続唱を行うということで待機呪文を何枚か採用しています。
続唱で捲れたマナコストの無い待機呪文は0マナのカードとして唱えれます。
1マナのスリヴァーが捲れると待機呪文もしくは0マナファクトなどが必ず捲れるので採用する価値は大いにあります。
また待機呪文は待機時間が長い分、効果が強力なのが多いです。
クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。その選ばれたタイプでないすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。
クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。その選ばれたタイプでないクリーチャーをすべて破壊する。
部族デッキでは割と採用価値のあるカード達です。
『矢来を上げよ』は今回『毒の濁流』を採用しているためリストからは外していますが、入れ替えても良いレベルのカードです。
ただバウンスが相手にとってメリットになってしまう場合もあるのでそこだけは注意が必要です。
各プレイヤーは、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。各プレイヤーは、自分の墓地にあるこれにより選ばれたタイプのすべてのクリーチャー・カードを戦場に戻す。
私がよく部族デッキを組む際に黒が入っていたらとりあえず入れているカードです。
意外と部族軸で組んでいる人が少なく、自分だけ得する場面がちょこちょこあります。
特に横展開した後に、全除去を当てられることが多いスリヴァーなら入れておくと保険になるかもしれません。
あなたの次のターンまで、あなたのライフ総量は変化できず、あなたはプロテクション(すべて)を得る。あなたがコントロールするパーマネントはすべてフェイズ・アウトする。(フェイズ・アウトしている間は、それらは存在しないものとして扱う。あなたのアンタップ・ステップにあなたがアンタップをするより先に、それらはフェイズ・インする。)
テフェリーの防御を追放する。
召集(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。この呪文を唱える段階であなたがタップした各クリーチャーはそれぞれ(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)
あなたがコントロールしていて土地でない望む数のパーマネントを対象とする。それらはフェイズ・アウトする。(あなたの次のターンまで、それらやそれらについているすべてのものは存在しないかのように扱う。)
自分だけ逃げるカード。
全除去が何よりもキツイので採用しています。
見てわかる通り、打ち消しを積んでいないので採用しています。
不要な方は打ち消しを採用してください。
おわりに
如何だったでしょうか。
簡単にですが、統率者戦のスリヴァーデッキを紹介させてもらいました。
打ち消しや無限コンボを採用していないのでカジュアルに遊べるのではないかなと思っています。
横展開を楽しめる人であればスリヴァー部族はかなりオススメですし、見た目がエイリアンチックなところが好きな人はハマるかもしれません。
あとは各々対戦する環境などで必要なカードを入れ替えしたりして楽しんでみてください。
スリヴァーは人気部族なので新規カードがどんどん登場するでしょうし、今後拡張性が見込まれる部族だと思われます。
スリヴァーが良い!と感じていただけたのであれば、少しずつカードを買い足していって遊んでみて欲しいですね。
それではまた次の雑記でお会いしましょう!