皆さん、明けましておめでとうございます。
2023年は後半から雑記の更新を増やせたこともあり、2022年よりも多くの方に訪問していただけました。
そんな2023年が終わり、2024年が始まった訳ですが今回の雑記は2024年1月時点で私個人が感じた面白かった統率者&面白そうだなと思った統率者を取り上げていきたいと思います。
個人目標としてできるだけ各色最低でも1枚は紹介していこうかと思います。
それではいきましょう。
単色統率者編
まずは単色の統率者を紹介していきたいと思います。
今回は統率者自身のカードパワーは一切考えないものとし、効果の派手さや面白さなどで私個人が好きなカードを紹介していくつもりです。
また比較的カジュアル視点の紹介になると思います。
白
警戒
パーマネント1つが戦場に出たことによりあなたがコントロールしているパーマネントの誘発型能力1つが誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。
パーマネントが戦場に出ることによっては、対戦相手がコントロールしているパーマネントの能力は誘発しない。
発売前に統率者戦に於いて禁止すべきと統率者委員会から言われていたカード。
タフネスが7と非常に硬く、戦場に出たことにより誘発する能力が自身は追加で1回、相手は誘発しないという常在型能力を持ちます。
この能力がかなり強力で、使っていて楽しい統率者になります。※相手はつまらないかもしれない。
特殊勝利するカードの中にはETB能力での誘発型能力がそれに直結するカードも多く、そこを咎めていけるのは強みです。
パーマネントが戦場に出たときの誘発型能力が追加で一回増えるので、ETB能力以外も恩恵を受けられます。
飛行、警戒
あなたがコントロールしていてこれでないすべての天使(Angel)は、あなたがすでにコントロールしている天使1体につき1個の+1/+1カウンターが追加で置かれた状態で戦場に出る。
(T):(白)を加える。このマナは天使呪文を唱えるためにしか支払えない。
白単で天使部族を組みたい方に超オススメジェネラル。
2マナと軽く、天使限定ではありますがマナクリになるので非常に優秀です。
後続の天使は場にいる天使の数分+1/+1カウンターが置かれた状態で出てくるので、強力な天使軍団を並べることができます。勿論、天使トークンも例に漏れず強化されます。
天使は飛行や絆魂持ちも多く、ライフや戦闘面で非常に強く出れるので一方的に相手を殴り倒したい人なんかにはオススメできます。
イメージとしては部族の入門用みたいな感じです。
オーラ1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがそれを唱えていた場合、あなたは「あなたのライブラリーから、あなたがコントロールしているすべてのオーラと異なる名前を持ち、マナ総量がそのオーラのマナ総量以下であるオーラ・カード1枚を探し、皇の声、軽脚につけた状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2マナ2/2と唱えやすい軽量ジェネラルです。
オーラを唱えて戦場に出すたびに、マナ総量がそのオーラの以下のオーラをライブラリーから『皇の声、軽脚』に貼り付けることが可能です。
自身につけるオーラで無くても誘発するため、非常に小回りが効く統率者です。
また白にはオーラが戦場に出るたびに恩恵を与えるカードが多いため、アドバンテージを感じやすい楽しいデッキを組むことも可能です。
青
最高工匠卿、ウルザが戦場に出たとき、「このクリーチャーは、あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき+1/+1の修整を受ける。」を持つ無色の0/0の構築物アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたがコントロールしているアンタップ状態のアーティファクト1つをタップする:(青)を加える。
(5):あなたのライブラリーを切り直し、その後一番上のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
青単最強と言っても過言では無いかもしれない統率者。
私はウルザという人間が好きなのでカジュアル色強めで組んでいます。
cEDHなんかにも持っていけるので青単の入門として使っても良いかもしれません。
統率者自身が強いのでいらぬヘイトを買ってしまいますが楽しい統率者です。
アーティファクト・クリーチャーで殴るような脳筋軸で遊ぶのも良し、青らしくコントロールにガッツリ寄せるのも良しです。
入門からエンドコンテンツ(cEDH)まで持ち込めるのでお勧めしたいです。※ウルザ良いよウルザ
あとイラストが大好きです。
あなたがこれ以外に2体以上のマーフォークをコントロールしているかぎり、海と空のシヴィエルンは破壊不能を持つ。
海と空のシヴィエルンが攻撃するたび、カード1枚を引く。
これ以外であなたがコントロールしているすべてのマーフォークは護法(1)を持つ。(これ以外であなたがコントロールしているマーフォーク1体が、対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび、そのプレイヤーが(1)を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。)
青単で部族デッキを組もうと思うとやはりマーフォークでしょうか。
私は一度も組んだことがありませんが、組むならこの統率者です。
他のマーフォークが2体以上いれば破壊不能を持ちます。
破壊不能が付けばシヴィエルンで殴っていけますし、その場合は攻撃するたびドローができるのも良いです。
また他のマーフォークに護法①を付与するのも地味ながら優秀です。
黒
威迫
シェオルドレッドが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれ、クリーチャーやプレインズウォーカーのうちトークンでない1体を生け贄に捧げる。
(4)(黒):シェオルドレッドを追放する。その後、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行い、対戦相手1人の墓地に8枚以上のカードがあるのでなければ起動できない。
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。)
I ― 各対戦相手につきそれぞれ、クリーチャーやプレインズウォーカーでありそのプレイヤーがコントロールしている最大1体を対象とする。それを破壊する。
II ― 各対戦相手はそれぞれカード3枚を捨て、その後、カード3枚を切削する。
III ― すべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に出す。真実の教典を追放する。その後、これを(第1面を表にして)戦場に戻す。
法務官英雄譚サイクルの黒。
ETB能力で各対戦相手に布告除去を要求します。
変身条件が厳しく、積極的に除去やハンデス、切削等を撃っていく必要があります。
変身してしまえば1章で除去、2章でハンデス&切削、3章でリアニです。
このサイクル共通で3章までの完遂がそこそこ遠く、相手に対策を取られてしまう可能性があるのがネックなポイントです。
ただし変身して英雄譚ってなんかカッコいいよね。
威迫
対戦相手1人がトークンでないパーマネント1つを生け贄に捧げるかパーマネント・カード1枚を捨てるたび、あなたは墓地からそのカードをあなたのコントロール下で戦場に出してもよい。
(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーが土地でないパーマネント1つを生け贄に捧げるかカード1枚を捨てないかぎり、そのプレイヤーは3点のライフを失う。
(3)(黒):ターグリッドのランタンをアンタップする。
相手のパーマネントを生贄にするか、ハンデスすることで奪うことができる統率者です。
表面は嫌がらせをしたい方なんかには最高の統率者でしょう。
ただハンデスはその特性上、非公開情報である相手の手札からパーマネントを抜くことになるため空振りする可能性があることを忘れてはいけません。
裏面は無限マナさえ作ってしまえばそのまま無限起動して勝つを狙うことも可能です。
沼渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが沼をコントロールしているかぎりブロックされない。)
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
ヘヴィー級ジェネラル。
主に黒単でリアニメイトを軸に遊びたい方にオススメです。
リアニメイトタイミングが次の自分のアップキープからなのでかなり遅いタイミングですが、対戦相手のアップキープ毎に布告除去を強いることが可能です。
なんとか守りきり、デカブツをリアニメイトしていきましょう。
ただし欠点としては、布告除去がトークンで回避されてしまう・リアニメイトタイミングが遅い・マナコストが重いといった点。
まあ黒は瞬間的なマナ加速が可能なので、マナファクト・スペルを併用して高速キャストは可能です。
出てしまうとヘイトは高くなるので狙われる可能性はあります。
赤
原初の嵐、エターリが攻撃するたび、各プレイヤーのライブラリーの一番上のカードを追放する。その後あなたは、それらのカードの中から望む数の呪文をそれらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
赤単色の殴りジェネラル。
各対戦相手のライブラリートップを無料で唱えられる豪快なカードです。
人気の統率者で、使用しているプレイヤーの方も多いかもしれません。
最近、ジュラシックコラボでも再録が決まりました。
コラボカードが届いた暁には、追加戦闘マシマシの殴りデッキを作ってみようと思います。
トランプル
あなたがコントロールしている赤の発生源が、対戦相手1人にこれのパワーよりも小さい点数の、戦闘ダメージでないダメージを与えるなら、代わりにその発生源はこれのパワーに等しい点数のダメージを与える。
これが死亡したとき、これをオーナーのコントロール下でタップ状態かつ変身させた状態で戦場に戻す。
(《最深の力、オヘル・アショニル》から変身する。)
(T):(赤)を加える。
(2)(赤),(T):力の神殿を変身させる。このターンにあなたのコントロール下で赤の発生源が与えて戦闘ダメージでないダメージの合計が4点以上でなければ起動できず、起動はソーサリーとしてのみ行う。
『イクサラン:失われし洞窟』で登場した神サイクルの赤。
戦闘でないダメージが自身のパワー分になる常在効果を持ちます。
破壊に関しては土地に変身するので、疑似的な耐性を持っていると言えますが表面へ戻る条件が意外に難しいため、統率者領域に戻すか変身させるかは場の状況を見て切り替えていくようになります。
基本は基礎パワーの4点を軸に1点火力を打ち込んでいくことが多いですが、パンプすればその分の火力が上がります。
ただアショニルが出るに際し、1点を飛ばすクリーチャー等が多く場にいれば必然的にヘイトが高くなるので扱いが難しい統率者かもしれません。
破壊不能
あなたの赤への信心が5未満であるかぎり、青銅血のパーフォロスはクリーチャーではない。
他の、あなたがコントロールしているクリーチャーは速攻を持つ。
(2)(赤):あなたはあなたの手札から、赤のクリーチャー・カード1枚かアーティファクト・クリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
起動コストは違えど、統率者領域に置ける『騙し討ち』です。
『騙し討ち』と違う点は自身が破壊不能なため除去されにくい点があります。
また他のクリーチャーに速攻も付与できます。
上に挙げているエターリも採用できますし、デカブツを踏み倒せるカードです。
エルドラージと追加戦闘を採用すると楽しそうです。
あなたがコントロールしている、他のすべてのドワーフ(Dwarf)は+1/+0の修整を受ける。
あなたがコントロールしているドワーフ1体がタップ状態になるたび、宝物トークン1つを生成する。
宝物5つを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーからアーティファクトかドラゴンであるカード1枚を探し、戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
赤単統率者では最強クラスのジェネラル。
cEDHでも活躍できますが、雑にカジュアルで組んでも面白いです。
宝物5つを生け贄に捧げるだけでデッキから好きなアーティファクトやドラゴンを踏み倒せるのは強力。
昨今は宝物を簡単に生成できるのでそこまで難しくない条件です。
アーティファクト軸・ドラゴン軸・ハイブリッド軸など色々な方向性で組めるため、割かし多様性はあるジェネラルと感じます。
緑
トランプル、到達
ヴォリンクレックスが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから森カード最大2枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
(6)(緑)(緑):ヴォリンクレックスを追放する。その後、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行う。
この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を加える。)
I ― カード10枚を切削する。その切削されたカードの中からクリーチャー・カード最大2枚を戦場に出す。
II ― あなたがコントロールしている望む数のクリーチャーを対象として7個分を割り振る。それらの上にその割り振った個数の+1/+1カウンターを置く。
III ― ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは「(1):あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。このクリーチャーはそれと格闘を行う。」を得る。偉大なる進化を追放する。その後、これを(第1面を表にして)戦場に戻す。
法務官英雄譚サイクルの緑。
5マナと少々重たいですが、ETB能力で森2枚を手札に加えられるのでマナ基盤はしっかり整えることができます。
地味に到達・トランプル持ちで飛行戦力を受け止められる上に、8マナと重いですが英雄譚へと変身します。
変身後の英雄譚は各章それぞれ豪快なので使っていると面白く感じると思います。
1章でデカブツを展開できれば、2章・3章で場を制圧できるでしょう。
ただネックなのは3章まで完遂するのに変身ターン込みで3ターン必要なところです。
3章まで到達してしまえば、再び表面に戻れるので場持ちは非常に良いです。
とりあえず出すだけで土地は2枚確保できるので、土地を追加セットできるクリーチャーなんかと同時に採用してデカブツを展開していくようなデッキは楽しそうです。
トランプル、速攻
あなたがパーマネントやプレイヤーの上にカウンター1個以上を置くなら、代わりに、そのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその2倍の個数のその各種類のカウンターを置く。
対戦相手がパーマネントやプレイヤーの上にカウンター1個以上を置くなら、代わりに、その対戦相手はそのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその端数を切り捨てた半分の個数のその各種類のカウンターを置く。
上記のヴォリンクレックスをより1マナ重いです。
到達が無い代わりに速攻持ちになっています。
こちらは変身能力のような絡めてはありませんが自身が置くありとあらゆるカウンターを倍にし、逆に相手が置くカウンターを半分にします。
このヴォリンクレックスは色々とデッキコンセプトがありますが、よく見かけるのは+1/+1カウンター軸・毒カウンター軸・プレインズウォーカー軸の3種類でしょうか。
単純に+1/+1カウンターが倍になるのは強いし、統率者ダメージを狙っていけるコンセプトです。
毒カウンターも倍乗せることができれば相手を死に追いやるのが2倍早くなります。
しかし派手さが欲しいという方はプレインズウォーカー軸でしょう。
プレインズウォーカーが戦場に出る際に忠誠度カウンターが倍になって出てきますから、出てすぐに奥義なんてことも全然あり得ます。
選べるコンセプトが多いという点で非常にオススメの統率者です。
あなたの各ターンに、あなたは追加で土地を2つプレイしてもよい。
シンプルイズベスト。
3マナと軽く、土地を毎ターン3つ置けるようになる統率者です。
アニメ調のイラストも追加されて非常に華やかになりました。
土地を置きまくりたい方にオススメで、ライブラリートップや墓地からセットできるようにすればデッキ圧縮もかなり進められます。
必然的に土地が伸びていきますからデカブツを展開していくのも遥かに容易です。
またこのクリーチャーをわざわざ除去するような展開も非常に稀なので気持ちよく遊べることが多いでしょう。
ただし土地が複数回置けるからといって『不毛の大地』や『露天鉱床』なんかで土地を割り出すとヘイトが滅茶苦茶上がるので注意しましょう。
おわりに
如何だったでしょうか。
今回は個人的に好きな単色統率者達を紹介しました。
最近は新しい伝説のクリーチャーが大量に出てきていますので、選択肢の幅はかなりあると思います。
その中で自分に合いそうなジェネラルを探すのも一つの楽しみ方ですね。
今回は単色ということで、次があれば多色のおすすめジェネラルなんかも紹介していきたいですね。
それでは次の雑記でお会いしましょう。
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