皆さん、こんにちは。
『統率者マスターズ』が遂に発売されましたね。
皆さんはパック等購入しましたか?
私は統率者デッキを全種とセットブースター2パックだけ買ってからは追加で購入しておりません(金欠の為・・・)。
各所では価格が高すぎるため色々と言われている商品のようですね・・・。
そんなこんなの『統率者マスターズ』ですが、長年高かったカードなんかが多数採録されたりとパック単価を見なければ内容は結構いい感じになっています。
その代表として『始祖ドラゴン』が収録されていますが、こちらのカードも日本の統率者需要が増えだしてから高騰の一途を辿っていた一枚になります。
私も一枚だけ所持していたのですが、統率者を『始祖ドラゴン』から『始祖ドラゴンの末裔』に変更してからは枚数が足りなくなったので『始祖ドラゴンデッキ』が追加で作成することができなくなっていました。
そういった背景もあり、今回採録されたのは非常に嬉しく思います。
また今回は再録を機に『始祖ドラゴン』を統率者にしたデッキを再構築できるようになったので新しく新規軸で組みなおしてみました。
今回もいつものことながらカジュアル思考強めのデッキになっております。
高額カードが数枚ありますので、その辺は財布と相談して入れ替えなど検討してください。
それでは紹介していきましょう。
『始祖ドラゴン』による統率者ダメージワンキルを狙う
まず今回のデッキの『核』を説明していきましょう。
基本的に狙うのは『始祖ドラゴンによるワンターンキル』です。
そこで重要になってくるカードを紹介していきましょう。
あなたがコントロールしている発生源がパーマネントやプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりに、それはそのパーマネントやプレイヤーにその点数の3倍のダメージを与える。
召集(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。この呪文を唱える段階であなたがタップした各クリーチャーはそれぞれ(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)
あなたがコントロールしている発生源1つがパーマネントやプレイヤーのうち1つにダメージを与えるなら、代わりにそれはその3倍の点数のダメージを与える。
まずはこの2枚です。
中々の重たいマナ総量を持つエンチャントですが、効果は単純で『与えるダメージが3倍になる』という点です。
つまりどういうことかと言うと始祖ドラゴンのアタック値が『10』なので、このエンチャントがあれば『30』になります。
統率者は統率者ダメージを21点貰うと敗北する、といった特殊ルールがあるのでそれを生かしてワンキルを狙うということです。
「いやいや、流石にそんなエンチャント置いてたら警戒するでしょ。」といった声がどこかから聞こえてきましたね。
そうです。
流石に3倍ダメージのカードを場に置いていたら警戒します。
なのでギリギリまで隠しておきます。
勿論、上位卓に座ってしまうとコンボを温めている間に瞬殺されてしまうことがあると思うので難しいと思いますが今回はカジュアル想定です。
なのでギリギリまで耐えて耐えて隠しておきます。
「じゃあどうやって確実に通すんだよ」と言われた気がしますので説明します。
基本的には『始祖ドラゴン』のアタック時誘発のパーマネント無料出しで3倍エンチャントを置いていきます。
始祖ドラゴン自体が除去されてしまうと厳しいですが、アタックにまで行けば一先ず置くことは可能です。
ではどうやって始祖ドラゴンを出すか。
9マナ支払ってキャストしてもいいですが、基本的には踏み倒します。
飛行
ヘルカイトの狩猟者が戦場に出たとき、あなたは統率領域からあなたがオーナーである統率者1枚を戦場に出してもよい。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを統率領域に戻す。
『始祖ドラゴン』界隈では有名すぎるカードの『ヘルカイトの狩猟者』です。
このカードで始祖ドラゴンを踏み倒し、ガンガンアタックさせていくといった戦法です。
更に『ヘルカイトの狩猟者』は唱えずとも、戦場に出すだけで統率者を踏み倒せるのでブリンクしたり、コピーしたり、リアニメイトしたりします。
そのためのカードも複数枚採用しています。
勿論、『ヘルカイトの狩猟者』のためだけにこういったブリンクやコピーを採用するのは悪手なので、ETB能力を持ったそこそこ強いクリーチャー達も採用しています。
飛行
山背骨のドラゴンが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。あなたはあなたの手札を捨てるとともに、このターンにそのプレイヤーに与えられたダメージに等しい枚数のカードを引いてもよい。
アタックを通した後に出しなおすと与えた分だけドローできる恐ろしいドロソカードです。
返しのターンに全除去を撃たれてもリカバリーが効くくらいのハンドアドバンテージは稼いでくれるカードです。
こいつのリアニメイトやブリンクなんかは手札補充する手段と割り切ってガンガン使って行くと気持ち的にも余裕があります。
ドローは偉大です。
飛行
帰ってきた刃の翼が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるドラゴン・パーマネント・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻してもよい。
(黒)(赤):ドラゴン・クリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
このカードも出し直しでリアニメイトといった立派な仕事をしてくれます。
上記の『山背骨のドラゴン』などのETB持ちをリアニメイトするとアドバンテージ差が開いていきます。
またこのカードが軸の無限コンボもあるのでサブプランで狙うことができます。
飛行
破滅の龍、ニコル・ボーラスが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨てる。
(4)(青)(黒)(赤):破滅の龍、ニコル・ボーラスを追放し、その後、これを変身させた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行う。
[+2]:カードを2枚引く。
[-3]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とする。覚醒の龍、ニコル・ボーラスはそれに10点のダメージを与える。
[-4]:墓地からクリーチャーかプレインズウォーカーであるカード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーのライブラリーの一番下以外のカードをすべて追放する。
出し直しすることで各対戦相手にハンデスを強いるカードです。
またおまけみたいで実は強い変身後ですが、ドロー、10点バーン、リアニ、ライブラリー吹き飛ばしなどなんでもできる万能プレインズウォーカーです。
意外と変身させている人を見たこと無いので不意打ちには最高です。
リアニ能力は相手の墓地からもいけるので覚えておきましょう。
波止場の恐喝者が戦場に出たとき、宝物(Treasure)トークンをX個生成する。
Xは、対戦相手がコントロールしているアーティファクトとエンチャントの総数に等しい。(宝物トークンは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
出し直しで悪用される筆頭のカード。
ETB能力で対戦相手のエンチャント、アーティファクトの数分宝物を出します。
状況を見て、こいつをブリンクしたりリアニメイトしましょう。
常にマナの計算が必要です。
召集
飛行
溜め込む親玉が戦場に出たとき、あなたのライブラリーからカード1枚を探し、裏向きに追放する。その後、ライブラリーを切り直す。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそれをプレイしてもよい。
あなたが追放領域から唱える呪文は召集を持つ。
ETB能力でサーチです。
なんでも持ってこれる上に召集を持たせられるので結構ぶっ壊れてます。
ワンキルエンチャントではなく、サーチ系を追放して始祖ドラアタックに合わせてパーツを引っ張ってくる動きが強いです。
瞬速
この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールしている攻撃クリーチャー1体につき(1)少なくなる。
エンバレスの宝剣が戦場に出たとき、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、これをそれにつける。
装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受け、二段攻撃とトランプルを持つ。
装備(3)
また3倍エンチャントの他にもこういったカードもあります。
このカードがスタンダードにいた時は散々苦い思いをしてきました・・・。
瞬足持ちで、唱えるときにアタッククリーチャーの数だけ無色マナが軽減されます。
これにより+1/+1修正と二段攻撃、トランプルが付与されるので『始祖ドラゴン』が11/11、二段攻撃、トランプル、飛行になります。
ブロッククリーチャーがいなければワンキルです。
また唱えなくとも『始祖ドラゴン』の効果で踏み倒しても、ETB能力で勝手に張り付くのでその時点でワンキルです。
主にスタンダードで活躍したカードでしたが、実は始祖ドラワンパンルートで採用価値大な偉大なカードです。
おわりに
如何だったでしょうか。
『始祖ドラゴン』というカードは余りにも人気で、学会ができるほどのカードです。
そのため色んな軸が研究されており、多種に渡るデッキタイプが存在します。
今回のデッキコンセプトは初見では意外とワンパン軸と見抜かれない場合がありますので奇襲性は抜群です。
また3倍エンチャント、もしくは始祖ドラゴンが除去されるような状況になったとしても『ティアマト』ルートからの無限コンボもあるので戦えなくは無いでしょう。
ドラゴン自体の基本スペックが高いのも非常に◎です。
今回のデッキはあくまで一つのデッキタイプとしての紹介です。
『始祖ドラゴン』というカードを自分なりに生かし、研究して、熟成させて統率者ライフを満喫して欲しいですね。
それではまた次の雑記でお会いしましょう!