皆さん、こんにちは。
昨日公表されました『統率者禁止制限告知』がMTG界隈を大きく震撼させて早一日が経過しました。
昨日の禁止制限告知で多くの方が高額カードの暴落に襲われ、被害を被ったことでしょう。
かく言う私も20万そこそこではありますが、被害を被った一人です・・・。
『波止場の恐喝者』なんかは見るも無残な姿になり、もはや1コイン程度の価値まで暴落しました。
勿論、他のカード達も同様で恐ろしいほどの値下がりを引き起こしています。
私は昨日の出来事から『統率者というフォーマットなら安心』という考えが根底からひっくり返されてしまったので、色々考えを巡らせている状況です。
その中で不安要素が出てきたのでそれらの内容をザックリとではありますが、記録として残しておきたいと思います。
それでは行きましょう。
※今回もネガティブな発言が多数出てくる可能性がありますので、苦手な方はここで引き返していただけると幸いです。
統率者でも活躍する高額なパワーカードは今後も安全なのか?
今回の騒動を考えていくにあたって一番に不安要素として挙がってきたのが、唯一無二の効果を持ち、強いカードと言われる『再録禁止カード』達の未来です。
再録禁止カードとは、ある一定期間のカード価値を守るという名目で如何なる形でも再録や同型の新録を行わないことが約束されたカードです。
このカード達は統率者以外でも活躍の場がありますが、それでも統率者戦で無類の強さや便利さを発揮するカード達でもあります。
考えてみれば当然ですよね。統率者だって下環境と言われるエターナルフォーマットであり、他に使用できるフォーマットで強く使えるギミックをそのまま使える訳ですから。
勿論、このカード達が再録されたり同型新録されるといったことは『WotC』が約束を違えない限りはあり得ないことでしょう。
ただ『統率者』に関しては違うと考えています。だって統率者を運営・管理しているのが『WotC』ではないのですから。
今回の『魔力の墓所』の禁止にしても、よく似た効果の『太陽の指輪』が禁止されていないのは『構築済み統率者デッキ』に毎回収録されているからだと考えています。
かなり穿った見方だと自負していますが『誰でも持っていて、誰でも使用できるから』。これが根底にあるのではないかと考えています。
確かに『魔力の墓所』や『宝石の睡蓮』などのシングル価格が高くて、新規参入の壁となっている点はあるかもしれません。
ただそういった点は、日本国内ではレベル分けで調整したりと色々な対策が行われてきたのも事実なのです。
統率者というフォーマットは本国での盛り上がりがすごいと良く聞きますので、もしそこで入手が難しく、かなり高額の『再録禁止カード』達が嫌われるようになれば『禁止推奨』に指定される日が来る可能性は大いにあると考えています。
例えば『デュアルランド』なんかは5色もしくは多色を愛用される方であれば理解していただけると思いますが、ライフペイが無いアンタップイン土地という唯一無二の快適さがあります。
5色を愛用していればショックランドの2点ペイとフェッチランドの1点ペイが後々のゲーム展開にかなり響いてきます。
キルターンが伸びてくるカジュアルなんかではライフを詰めて終わる展開がたくさん起こり得るので、土地によるダメージって意外と馬鹿にならないんですよね・・・。
5色は強いんだからそれくらいハンデだろ!といった声もあるでしょうが、やはり負け筋を潰すためにライフペイを抑えた『デュアルランド』の使用は物凄く快適なのです。
もし本国で更なるカジュアル思考が強まっていき、『再録禁止カード』の所持でゲーム格差が広がるようなことがあれば今回のようにいきなり禁止されることも無くはないと考えています。
元々、統率者では『Sheldon Menely』さんがご存命の時は「パワーレベルの禁止は避ける」と発信されていたのに、亡くなった瞬間に「パワーレベルの禁止」と考えれる今回の禁止改定を行ったので、もはや信用できるレベルではないのかなと薄々感じてきています。
禁止改定の禁止理由やそもそもの導入から見ても何かおかしな空気感が感じられ、どうにも不安がぬぐい切れません。
おわりに
如何だったでしょうか。
いつも通りの駄文で暇つぶし程度にしかならないでしょうが、今回の禁止改定は本当に気分が悪いものでした。
今後も統率者に向けた商品は多数展開されていくでしょう。
当然そういった商品の中で高額となるカードも出てくるでしょうが、『宝石の睡蓮』のようにいきなり粛清されるといった物も出てくるかもしれませんね。
大元の『WotC』はどう考えているのでしょうか・・・?あれだけ再録を煽っておきながらこの仕打ちはあまりにも手心が無いというかなんというか・・・。
『再録禁止カード』についても、『WotC』と『統率者委員会』が別組織なので油断できません。
もし本国の統率者事情に詳しい方がいらっしゃれば、向こうでの『再録禁止カード』の扱いがどういった雰囲気なのか教えて欲しいです。
『波止場の恐喝者』や『有翼の叡智、ナドゥ』に関しては妥当という意見はわかりますが、『魔力の墓所』や『宝石の睡蓮』が禁止されて喜んでる人っているのでしょうかね・・・。
後者の二枚は『統率者委員会』の言う『統率者というフォーマットを象徴するカード』だと思うのですが違うのでしょうか?