皆さん、こんにちは。
今回はこのブログでは初の試みになりますが、統率者を始めるにあたっての入門ガイド的なものを一つ作成しておこうかなと思います。
統率者をやるにあたっての基本的なことしか書かないので興味ある人のみの雑記になります。
MTGは歴史が長いのでわざわざそんな基本的な情報が必要なのかわかりませんが、かく言う私も『MTGの存在は知ってはいても実際のプレイは統率者から』っといった存在だったので、ある一定数の人には刺さるかもしれません。
それでは早速行ってみましょう。
※最後にオススメの統率者などをまとめた記事リンクを貼っておきますので興味あれば覗いてみてください。
統率者とは?
その昔、「エルダー・ドラゴン・ハイランダー/Elder Dragon Highlander (EDH)」などと称されていましたが、統率者デッキが発売されたことで『統率者』というネーミングで日本国内に広まりました。
基本的な対戦ルールとしては、
①3~4人で卓を囲む。(2人でも対戦することは可能、また4人以上で対戦することも可能)
②自分以外のプレイヤーのライフを40点削りきるか、自分がコントロールする統率者による統率者ダメージ(21点)を一人ずつ与えるか、自分自身が特殊勝利すること。
③『統率者』が戦場から別の領域に移動する際には『統率者領域』に戻すことを選んでも良い。そうした場合、次に統率者を唱えるに際し追加で無色2マナを支払う。(※領域から唱えた回数分、この無色2マナずつ増えます。)
大まかに分けてこの3つを覚えていれば対戦自体はスムーズに進みます。
もっと細かいルール説明は公式リンクを貼っておきますので参照してください。
基本的なデッキ構築ルールとしては、
①デッキの軸となる『統率者/Commander』を1枚指定する。(指定できるカードは『伝説のクリーチャー』もしくは『統率者に指定できる』と記載されたカードのみ)
②デッキ構築枚数は『統率者/Commander』を含めて100枚。
③デッキに投入できるカードは『統率者/Commander』に含まれた固有色に含まれている色のカードのみ。
マナ総量に含まれている色、もしくはテキスト上に書かれている色がその統率者が保有する固有色になります。
④デッキに投入できる同名カードは基本的に1枚のみ。(カードの効果によって複数枚採用することが可能なカードはテキストに沿う)
大まかに分けるとこの4つを覚えておけば構築のミスは無くなると思います。
統率者はどういった部分が楽しいのか?
まず第一前提として多人数戦が好きかどうかで別れると思います。
最近のゲームでは多人数戦が用意されているものも多く、そこまで珍しいものではありません。
ただTCG市場というカードゲームのみの部分だけに焦点を当ててみると、『ルールまで完備された多人数戦』というのは全くと言っていいほど世の中に存在しません。
最近、国内で発表された『ガンダムカードゲーム - gundam card game』にやっと公式がサポートする『多人数戦』が登場したくらいです。
国内TCGである『ガンダムカードゲーム - gundam card game』が多人数戦にもフォーカスを当てたのは、MTGに於いて国内外問わず大人気で大勢のプレイヤーに遊ばれている『統率者』という存在があったからでしょう。
そんなMTGでは最近『統率者戦』フォーマットの管理が公式に委譲され、晴れて公式がサポートしていく指針が示されました。※今までの公式は商品展開はするが、ルール等のゲーム管理は『統率者委員会』という外部組織が管理していました。
では本題の『統率者はどういった部分が楽しいのか?』ですが、
①多人数戦に於けるプレイヤー間の政治が楽しめる。
これは複数人数でゲームを行うからこそ発生するイベントですが、多人数戦である以上誰か一人が突出したプレイングをしていると一時的に結託するような場面が度々発生します。
これは通常の1vs1の戦いではまずあり得ません。
当然、ある程度出る杭が打たれれば元の多人数戦に戻るわけですがそういった展開でも結託の仕方によって各々のハンドリソースや盤面リソースなどが大きく変化しているので、最終的なアドバンテージ面での作戦も考えられるのが面白い部分だと思います。
また結託すると見せかけて後で裏切るといった行為も当然可能です。※ただこういった背信行為は後で自分が行う政治に影響が出てくる可能性があります。
②自分のお気に入りカードを『統率者』に指定することで、相棒間を味わいながらデッキ構築やプレイに励むことができる。
これは通常構築でもできないことは無いですが、『統率者戦』では『統率者』に指定したお気に入りのカードを専用の領域に置くことができるので、手札に来ないから唱えることができないといった事象が発生しないのが素晴らしいポイントです。
しかも統率者が倒されても、追加のマナさえ払えば再度唱えることも可能といった点もプレイヤーに配慮している点です。
③デッキ構築に於いて同名カードを複数枚採用できないので同じプレイ展開の再現性をある程度抑制できる。
これは集まったプレイヤーのデッキレベルに寄って変化しますが、ある程度レベル間を擦り合わせておけば前の試合と同じ試合運びになるといったことが起こりにくいです。
同名カードを複数枚採用できない上に、デッキ枚数が統率者を除いた99枚なので前回と同じゲーム展開の再現が非常に難しいです。
ただこれは同名カードを複数枚採用できないだけですので、同一効果や類似効果を持つカードを増やしていけば再現性を上げることは可能です。
そこは集まる環境に大きく左右されますので、卓を囲んだプレイヤー間で相談することが大事になってくるポイントではあります。
そういった相談なども含めた事前の話し合いが『統率者』を面白くする部分でもあります。
④一部のカードを除き、発売から現在に至るまでのカードを使用することができる。
MTGは発売が開始されて30年近く経過していますが、これまでに発行されたカード枚数は膨大な数です。
それらのカードを殆どデッキに採用できるのは非常に素晴らしいことです。
また禁止カードといった区分も一応は存在し、不快過ぎるカードやジョークカードなどは使用が禁止されています。
ただ全体数で見たときに殆ど無いようなレベルとなっています。
あとは汎用性があまりにも高すぎて高額化してしまい、ゲームスピードを著しく極端化させてしまったカードに関しては禁止に指定されたカードもあります。
ではどういったカードを買って始めたら良いか?
これはプレイヤーの方々の性格にも寄りますので色々な方法が存在します。
もし友達と一緒に始めようとするのであれば、まずは公式から発売されている構築済み統率者デッキの購入は非常にオススメできます。
最近の構築済みデッキはデッキシナジーが良く考えられていたり、統率者戦に於いてよく使われる汎用カードなんかも再録していたりと一番初めの入門用としてはよくできていると感じます。
あとは購入した統率者デッキの中で使いにくいと感じたカードを入れ替えていって、自分好みに仕上げていくのも楽しみの一つかなと思います。
まあこれに関しては、いきなり強いデッキを目指してシングルで買い集めたり、好きな種族を見つけて部族デッキを作る、といった楽しみ方もあります。
かく言う私もMTGのドラゴン族に惚れて、ドラゴンデッキをまず初めに造りました。
ただ現在では『統率者』に指定できる『伝説のクリーチャー』がかなり増えているので、何も情報が無い状態で決めるのは難しいと思います。
そこで私個人の独断と偏見でまとめた一部統率者をまとめている雑記があるので下記に貼っておきます。
興味のある方は覗いてみてください。
【EDH/統率者】2024年版:個人的に面白かった&面白そうな統率者を紹介していく。【単色統率者】
【EDH/統率者】2024年版:個人的に面白かった&面白そうな統率者を紹介していく。【オススメ多色統率者】
おわりに
いかがだったでしょうか。
触り程度の内容ですがこの雑記で少しでも『統率者』に興味を持って、MTGを始めてくれる人が増えると嬉しく思います。
ネットが発展した現代社会に於いて同じ趣味を持った人が顔を突き合わせて、同じ物を楽しむといった経験は実は昔ほどそこまで多くはありません。
こういった場でのコミュニケーションは何事にも代え難いものであると感じますし、酸いも甘いもあるので良い人生経験だとも思います。
まずは友達と一緒に構築済みデッキを買って遊ぶか、近くにMTGのコミュニティーがある場合はそちらに参加して見るのも一つの手でしょう。